どちらのバイアスにも偏らない思考の柔軟さ。対極を理解するやわらかさ。
前回ブログにてそんなお話しをさせて頂きました。
ではそんな「心のバランス」を手に入れる為には?
今回はもう少し深掘りしていきたいと思います。
前回を簡単に振り返ると自分の興味・関心と家族・社会への責任感や受け入れを掛け合わせ、答えとなるビジョンを見出し少しずつ実行していく。
この過程は認知機能における高次機能の判断力と遂行力にあたります。
※興味・関心・責任感・受け入れとは私達の記憶力の土台となる感情です。
そして、更に改善し新たな角度や方向性を見出し組み立てていく。この繰り返しの中で失敗し、痛みを経験します。失敗は結果的に、他者や様々な事柄の背景を知り、配慮するという力にアップデートされます。心のバランスを保つ為には、「成功体験も失敗体験も必要だ」という事でした。
人は生まれながらに善悪を認知し、その時々によって善悪を使い分ける「尺度」物差しを持っています。心のスタンスとも言うべき、その物差しは個々人の体験を通じて出来上がっていきます。私たちにはそれぞれ立場がありますが、目指すべきは偏りのない尺度そんな心のスタンスです。
しかし、加齢に伴いプライドが高くなり意固地になりやすい、そんな傾向にある様にも思います。動脈硬化も、もしかしたら血管が意固地になっているのかもしれませんね。
※動脈硬化は生活習慣病の症状で血圧・血糖値・コレステロール値の高さストレスや喫煙が原因とされ延長線上に認知症があります。
それでは、偏りのない心のスタンスの手に入れ方とその土台となるものは何でしょう?
重要なポイントは「解釈力」です。様々な事柄をどう解釈するか、「心」そのものと言ってもよいかもしれません。
人は失敗や苦悩のどん底にいる時、どの様に「解釈」し前へ進むのでしょうか?
逃げない前提「偏りのない心のスタンス入手方!
ステップ5」~解釈力編~
ステップ1
自分に責任があったのだと受け入れる
※とりあえず受け入れる
ステップ2
改善点を見出す
ステップ3
実行に移し継続する
ステップ4
ひたすらに継続する
ステップ5
改善し継続する
「理」
玉をみがきととのえる。
そのように、物事のすじめを立てる。
とりさばく。
おさめる。
おさまる。
私は「理」事長という恐れ多い立場です。
超高齢社会をシニア世代が牽引する「憧れのシニア像」構築と「シニアインストラクター」の共育
地域にいらっしゃる様々な指導者や他業種の皆様との協働
運動やダンスの認知症予防へのエビデンスを追求
私事でお話ししましたが、
そもそもゴールは何か?
到達までの道のりは?
どのくらいの時間がかかるのか?
満足は得られるのか?
意固地にならずにすむか?
不安は偏りを生みます。
そんな不安と正対する心のスタンスの土台とは「自分を信じる」という事です。
身勝手な解釈では継続は不可能です。
何故か?
身勝手な解釈とは自分自身を信じる事の出来ない言わば「恐れ」です。
失敗しても誰かや社会のせいにし言い逃れをするでしょう。
身勝手な解釈とは「体験不足」です。
失敗と正対し、何故?を因数分解する。その事柄を深く理解するタイミングとして逃げずに取組む事で体験不足を解消しながら解釈力を身につけます。
「レジリエンス」
本当に苦しい時、その逆境を乗り越えるには自分を信じる力が必要です。
そして継続するという行為が人生において1番難しい事なのです。
加齢というのは、既に何かを成し遂げたかもしれない。あきらめたかもしれない。
人生は一度きりの100歳時代。
長すぎか一瞬か。
どう解釈しましょうか。
ほんのじょのくち
ひとまずゆっくりいきましょう。
don't worry be happy!
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