認知症予防にダンス・リズム体操が有効なワケ
- 10月7日
- 読了時間: 3分

皆さんこんにちは♪
超高齢社会が進む中いかがお過ごしでしょうか?ダンス・リズム体操の伝道師!でお馴染みの早川でございます。
現在、認知症の予防カテゴリーにおいて、常に1位を走るダンス・リズム体操!
何故なのか?その理由について社会ではほとんどアナウンスされていません。。
(有酸素運動が海馬の機能維持・向上に繋がることはアナウンスされていますよね)
今日はその理由に迫って行きます!
結論からお伝えすると、認知症予防には「手続き記憶」を活性化!!これが答えです。
皆さんこの「手続き記憶」って聞いた事ありますか?
「手続き記憶」=「見よう見まね」機能
私達は幼少期から様々な動作を「見よう見まね」してきました。
・歩き方
・しゃべり方
・食事の仕方
・季節に応じた洋服の選び方、着方
・車や自転車の運転
・PCやスマホの操作方法
数えだしたらキリがないほどの沢山の動作を身に付けてきました。
動作を身体で覚えるという機能が「手続き記憶」なんですね!
ドジャース大谷選手のバッティングや投球フォームも全て「手続き記憶」の成せる技なのです!
「関節」は記憶する
脳・筋・骨・関節が「手続き記憶」の実働パーツ。特に取り上げたいのが「関節」!
バットやボールの握り方、重心コントロールなど、最適解を出せる感覚的なフォームを「関節」は記憶しています。野球にとどまらず、あなたの日常生活も同じ事が言えます。
55号ホームランとまで言わずとも、日常生活がスムーズに行える為の最適な連動作をあなたの「関節」は記憶しているのです。
しかし、「見よう見まね」は幼少期、青年期、壮年期には活発ですが、老年期には停滞していきます。加齢に伴い身体が衰え、せっかく覚えた動作も「めんどくさい」「億劫だ」に変わります。
ではまず「手続き記憶」の素となるものは何でしょうか?
それは、「興味・関心・責任感・受け入れ」という感情です。
私達は幼少期「興味・関心」のある玩具で遊びながら、手先を動かし、組み立て、想像を膨らませながら遊び、動作を身に付けます。
青年・壮年期になると「責任感」という感情が記憶力を引き上げます。
また社会の中で様々な価値観を「受け入れ」ることで動作に影響を与えます。
「めんどくさい」「億劫だ」の真逆の感情が「手続き記憶」の素なんですね。
興味・関心がなければ記憶力は発揮できません。責任感がなければ何かを必死に覚える事もできません。
様々な事柄を受け入れてきたからこそ今のあなたがあるのです。
あなたは充分に人生の「責任」を果たしてきました。もうこれ以上頑張る必要はありません。しかし、人生は100年時代。まだまだ人生は続きます。
あなたはせっかく覚えた動作記憶を無闇に忘れてしまっていいのでしょうか?
「手続き記憶」の活性化に有効なのは
幼少期〜壮年期に使った、脳・筋・骨・関節の身体機能を改めて活性化させることです!
指導者の動作を「見よう見まね」しながら記憶し、テンポに合わせるという負荷を伴いながら身体を動かすことが、必死に生きたあの時と同じ機能を使う疑似体験になるのです!
これが認知症予防カテゴリーでダンス・リズム体操が常に1位である理由です。
ダンスなんて「興味・関心」ナシと思う方こそ是非取り組んでみて下さい。
座ったままできます!間違ってもぐちゃぐちゃでも全く「責任」は問われません。
ゲーム感覚に出来るか出来ないか、ただそれだけのこと。
みんなで出来ないを「共感」し笑い合い
ちょっと出来たを「体感」してみて下さい。
そこにはあなたを「受け入れ」る新しい仲間がいるかもしれませんよ。
認知症は心の問題と内臓機能低下の双方の問題が示唆されています。
アルツハイマー型認知症が初めて報告されたのが1906年。
産業革命以降、約150年後。現在から120年前の事になります。
認知症は近現代の病 社会とそこで働く様々な方々の「心体問題」です。






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